海と共に生きる人々—「魚人」にみる自然と人間の暮らし

9月25日(金) / 20:45〜22:15

/ Talk Session

スピーカー:田附勝(写真家) × 飯田竜太(アーティスト)

会場:代官山 蔦屋書店1号館2階イベントスペース(東京都渋谷区猿楽町17-5)

料金:¥500

要事前予約

参加予約: 03-3770-2525

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古くから交易や漁業で栄えてきた街、青森県八戸市。そこに滞在しながら、海とともに暮らしその地に生きる人々の営みを通して、自然と人間との繋がりを真っ向から見つめた写真家田附勝。同じく八戸に6年間住み 作品制作をした現代美術作家の飯田竜太をゲストに迎え、それぞれ異なる表現手法や視点を持ちながらもそこに住まう人々の暮らしや土地を通して何を感じ、そこからどのような作品が生まれたのか、また作品『魚人』から見えてくる人間と自然との関係について語らうナイトトークショー。

田附勝(写真家)
1974年、富山県生まれ。1998年よりフリーランスとして活動を始める。国道で燦めくデコトラの光に魅せられ、同年から2007年まで全国のデコトラとトラックドライバーを撮影し、2007年に写真集『DECOTORA』として発表。その後、引き寄せられるように訪れた東北地方を2006年より撮影。自然を畏れ、かねてから続く慣習や文化に寄り添いながら続く、静かで力強い人々の暮らしを捉え、2011年に刊行した写真集『東北』で第37回木村伊兵衛写真賞を受賞した。2013年には、夜の森を歩いて撮影した写真集『KURAGARI』を発表。人間が足を踏み入れることができない夜の獣の世界、その境界に広がる暗がりを写し出し、Gallery Side 2で夜間のみ開催するという新しい試みに挑戦した展示では好評を博した。その他、震災を機に在り方を問われた東北の鹿猟を追った「その血はまだ赤いのか(IS THE BLOOD STILL RED?)」、その続編となる「おわり。(NEVER AGAIN.)」を発表。現在は縄文をテーマにした撮影や、東北地方から海を越えてオレゴンの浜へと流れ着いた笠木の物語を撮影するなど、活動の場を広げている

飯田竜太(アーティスト、Nerhol)
1981年静岡県沼津市出身 東京都在住 2004年日本大学芸術学部美術科彫刻コース卒業。2014年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修士課程修了。古書や貴重本の収集し、それらを”彫る”事で作品を現してきた。2004年グラフィック一坪展グランプリ受賞以降、graf media gmでの個展、岡本太郎現代芸術賞入選、第一回所沢ビエンナーレ「引込線」への出展など着実に活動を続けてきた。2010年から拠点を青森県八戸市に移す。その年から、青森県八戸市や地域創造が主催するアートプロジェクトに多数参加。また台北のPROJECT FULFILL  ARTSPACEでの三人展「手感的妙PART1」へ出展、台北富邦銀行FUBON ART FOUNDATION主催のアートフェスティバル「VERY FUN PARK」へ参加など、海外での活動も増える。国内でも、Comme des GarsonとAi WeiweiのDMシリーズに作品が採用、新潮社出版による「トマスピンチョン全集」の発行に際して、処女作「v.」の表紙装画を制作。2012年集英社「ジョジョの奇妙な冒険」荒木飛呂彦のSPUR MUCKに寄稿された吉本ばなな書き下ろし小説への挿絵作品を担当する等、本にまつわる活動の幅を広げている。2006年よりグラフィックデザイナー田中義久と「Nerhol」(ネルホル)を結成。以降2012年より活動を本格化。2013年Art Fair TokyoにてBaconPrize受賞。オランダアムステルダムの写真美術館FOAMにて、2015FOAM Talent に選出、5月にFOAMでの個展を開催する。2015年より拠点を東京に移し、現在日本大学藝術学部美術学科彫刻コース専任講師として働く。

Living with the Sea - The Life of Gyojin (fishmen)

September 25 (Fri) / 8:45pm – 10:15pm

/ Talk Session

Speakers: Masaru Tatsuki (Photographer) x Ryuta Iida (Artist)

Site: Daikanyama T-site building 1 2F (Sarugakucho 17-5 Shibuya-ku, Tokyo)

Fee: ¥500

Prior registration is required.

Book via: +81-3-3770-2525

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