Movie - FAPA Archives - Talk Session 002

2015.12.07 Mon

/ Artist Talk / Movie

Speaker

細江英公

写真家

1933年山形県生まれ。54年東京写真短期大学(現東京工芸大学)卒業。57年に参加したグループ展「10人の眼」を機に川田喜久治、佐藤明、丹野章、 東松照明、奈良原一高と共に写真家集団「VIVO」を立ち上げ、当時主流のリアリズム写真運動に対抗しより私的かつ主観的な写真表現を展開した。50年代 より人物の描写に重要な成果を残し、代表作に『おとこと女』(カメラアート社、1961年)、『薔薇刑』(集英社、1963年)、『鎌鼬』(現代思潮社、 1969年) 他。2003年、英国王立写真協会より創立150周年記念特別勲章を受章。2007年、写真界のアカデミー賞といわれる『ルーシー・アワード』(米)のビジョナリー賞を日本人で初めて受賞。同年文化功労者として顕彰された。東京工芸大学名誉教授、1995年より清里フォトアートミュージアム館長。

 

Photo © Jean-Baptiste Huynh

川田喜久治

写真家

1933年茨城県生まれ。55年立教大学経済学部卒業。同年新潮社に入社し「週刊新潮」の創刊時よりグラビア撮影などを担当する。57年、第1回「10人 の眼」展(小西六フォトギャラリー)へ出品。59年に新潮社を退職しフリーのカメラマンとなり、初個展「海」(富士フォトサロン)を開催。同年、佐藤明、 丹野章、奈良原一高、東松照明、細江英公らと共に「VIVO」を結成する。61年に個展「地図」(富士フォトサロン)を開催。1965年に最高傑作と言われる写真集『地図』(美術出版社、1965年)が出版され、2005年には復刻版が月曜社より出版された。

丹野章

写真家

1925年東京都生まれ。49年日本大学卒業。51年からフリー。57年「10人の眼」展に「サーカス」を発表。59年に川田喜久治、佐藤明、細江英公、東松照明、奈良原一高と共に「VIVO」を結成。炭坑、基地、沖縄、40年目の広島など発表。その後壬生狂言、「日本の風土」シリーズ撮影。公募写真 展「視点」を創設。日本写真家協会常務理事、文化庁著作権審議会委員、日本リアリズム写真集団理事長などを歴任。(協)日本写真家ユニオン顧問、(社)日本写真家協会名誉会員、日本舞台写真家協会名誉会員。2015年8月、急性肺炎で死去。享年89歳。

金子隆一

写真史家、写真集コレクター

1948年東京都生まれ。72年立正大学文学部地理学科卒業。60年代末から写真集に興味を持ち、70年代に入り写真集を買うことを自分のミッションとし て位置づけ、それによって「写真」を撮ることではなく「写真」に関わる方法を模索する。80年代から写真関係資料のコレクションをベースに、写真史研究を 本格的に始める 共編著に『日本写真史の至宝』(国書刊行会、2005年~2007年)、共著に『日本写真集史1956~1986』(赤々舎、2009年)他多数。元東京都写真美術館学芸員。武蔵野美術大学非常勤講師、東京綜合写真専門学校理事長。

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